なぜ巨人に勝ちきれないのか
▼悪い方の予想通り
巨人との3連戦おつかれさまでした。
第一戦 7-1
第二戦 2-6
第三戦 1-2
このカード1勝2敗。
これで巨人との対戦成績は6勝6敗の五分となりました。
二位巨人(&ヤクルト)とのゲーム差は6。
初戦勝利が大きく、まだまだ焦るような状況ではありません。
が、
なんなんでしょう。
あれだけ交流戦最後に6連勝。
しかもパリーグ首位の表ローテ相手にしてですよ?
セリーグ2位のまだ人員が万全ではない巨人※に対して勝ちきれない。
※巨人は、エース菅野・リーディングヒッター梶谷・絶対的守護神デラロサ・優良外国人スモークが不在。
※対して阪神は、左のエース高橋くらい?
これだと、巨人としてはまだまだ焦りの領域には入っていないでしょう。
個人的にはベストメンバーを組めない巨人相手に8勝4敗くらい出来ると、正直思っています。
今回は、阪神がなぜ不完全巨人に勝ちきれないのか?
ここを分析していきます。
▼相手投手起用に苦戦?
阪神が巨人に勝ちきれない要因
①相手先発ローテがずっと表
例年比較的そうですが、今年は特に阪神を警戒しており、その時点での強い先発を阪神戦に並べてきています。
以下は、今年の阪神戦先発です。
〇 4/6 西 6-2 サンチェス(甲子園)
〇 4/7 伊藤 7-1 畠(甲子園)
● ´4/8 秋山 0-3 髙橋(甲子園)
〇 4/20 西 10-5 サンチェス(東京ドーム)
● 4/21 青柳 2-3 畠(東京ドーム)
● 4/22 秋山 3-8 髙橋(東京ドーム)
〇 5/14 青柳 2-1 畠(東京ドーム)
● 5/15 伊藤 3-5 サンチェス(東京ドーム)
〇 5/16 アルカンタラ 6-5 今村(東京ドーム)
〇 6/18 西 7-1 メルセデス(甲子園)
● 6/19 伊藤 2-6 戸郷(甲子園)
● 6/20 秋山 1-2 髙橋(甲子園)
というなかなかの五分感。
球場別でみても、6勝のうち甲子園3勝・東京ドーム3勝。
6敗のうち、苦手左腕髙橋に3敗。
今季本調子ではない菅野との対戦はゼロ。
(例年はめっちゃ当たるのに)
という事で、今季先発が安定していない巨人の中で、調子の良い先発を阪神戦にあててきている事がわかります。
逆に阪神は先発が安定している為、表裏の差がほぼゼロ。
そのため、巨人戦で五分五分の戦績でも他のチーム相手に勝ち越して貯金を作れている、という状況です。
ということは、逆に言うと巨人は阪神戦の前後にあたるカードが重要という事になります。
ちなみに巨人の次戦はDeNA。
相手先発は今永・京山・中川かな?
この阪神前後の裏カードを、力の落ちる裏ローテでどれだけ戦えるか?
がポイントと見ています。
阪神ファンからすると、そんな巨人相手にやられそうなDeNAにイライラしたりするんですよね 笑
②相手リリーフからの得点出来なさすぎ
そして、もう一つの大きな要因がこれです。
意外に巨人のリリーフから得点出来ていません。
ここまで12戦してきて、なんと阪神が巨人のリリーフからあげた得点は1点のみ。
昨日畠から打ったサトテルのソロだけなんです。
ちょっとやられすぎてませんか?
原監督得意のマシンガン継投にまんまとやられています。
投手の疲労云々はありますが、おそらく今季は五輪休止期間もあるので、今後もまだまだマシンガン継投でくるでしょう。
阪神としては、これはなんとかしないと、おそらく後半戦も同じように苦戦するでしょう。
ただ、逆に言うと阪神もそれくらい投手起用を細かくしてもいいかもしれません。
今季、登板数が少なすぎて調子を狂わしている投手もかなりいます。
中継ぎも若手が多いので、もっと登板数を増やしてあげて、イニングで交代ばかりでなく、一人一殺くらいの気持ちで投げさせてあげて、中継ぎ陣の調子を上げていってもらいたいなと感じます。